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| Updated:2019.02.14

【海外大学院】MBA?MA?LLM?…修士号の英語表記を整理してみた

12月は本当に寒いですね。少し鼻水を出し始めています。

アルス(@Arusu_blog)です。

最近、私はこのようなツイートをしました。

そうなんです。

かねてより大学院への進学を希望していた私は就活を一切辞め、2017年12月に海外大学院への進学を決断いたしました。

時期は2019年9月ごろを予定しておりますので、残り約1年半強ですね。

今は「どんな大学院がいいだろうか?」と大学院の情報を集めているところです。

そんな情報収集の途中で気になったことがありました。

「修士号の英語での表記の仕方」について英語では様々な表記があることです。

例えば、社会人や就活をしている学生であれば、MBAというのを聞いたことはあるんじゃないでしょうか。

いわゆる経営学修士ですよね。

しかし、実はMBA以外にもビジネス系の修士号はたくさんあります。

でも中にはこのように思う人もいるかもしれません。

「英語では呼び方がたくさんあるかもしれないけど、日本では『修士』って一括りできるじゃんできるじゃん。結局、学士号の次に取るのが修士っていう認識でいいんじゃない?」

いえいえ。

全く違うんです。

「期間」を例にとってみても、全然違います。

日本では修士といえばほとんどが2年間ですが、海外では1年間のプログラムも当たり前にあります。

「職務経験」についても同様です。

ビジネス系で言えば、MBAが職務経験が必要である一方で、MSの会計(Accounting)専攻は職務経験が不問であったりします。

(MSという表現については後に説明しますね)

日本と海外の修士号に対する考え方の違いは本当に複雑なんです。

ですので、もし海外大学院への進学を考えている方は、希望するキャリアプランやアカデミックな分野における興味・関心、学位を取るまでのプロセスなどに基づいて慎重に決めなくてはなりません。

私も他人事じゃないので、本当に真面目に考えなくてはなりません。

そこで、今回は【保存版】MBA?MA?LLM?…修士号の英語表記を整理してみたという記事を書いていこうと思います。

海外の大学院に進学することを考えている学生・社会人の方の参考になればと思います。

修士の分類方法は4通りある

まずは、英語ではありますが全体図を見ていただきましょう。

ご覧いただければわかりますが、修士号の分類方法は大きく分けて4つあります。

(1)授業中心か研究中心か
(2)特定の職業分野に特化しているかどうか
(3)履修内容と履修の進め方はどのようなものか
(4)入学時の条件はどのようなものか

一般的にはこの4つが一般的な分類です。

では、簡単にそれぞれの分類方法について説明します。

(1)授業中心か研究中心か

まず、修士号の学位の分類方法として最も一般的なのは、「単位取得に必要なものが、授業中心なのか研究中心なのか」という分け方です。

授業と中心とする修士号の学位を英語では、Taught Master’s DegreeまたはPGT(Postgraduate Taught)と呼びます。

一方で研究を中心とする修士号の学位を英語では、Research Master’s DegreeまたはPGR(Postgraduate Research)と呼びます。

この2つの大きな違いは、タイムテーブルで区切られた教育がなされているかどうかです。

つまり、タイムテーブルがきちんと敷かれている授業を単位として進められるのか否かということです。

では、それぞれ2つの学位の違いについて

・課程の進め方について
・どういった学位が当てはまるか

の3点に着目して、もう少し詳しく説明しましょう。

(ア)授業中心の修士号(Taught Master’s Degrees / PGT)
(i)課程の進め方について

授業中心の修士課程は、セミナーや講義などの時間が明確に区切られた教育をもとに進められます。

また、それ以外にも自分自身でしっかりと勉強することが求められます。

ですので、手際よく授業をさばくことが可能なら、自分の自由な時間も確保できますね。

(ii)どういった学位が当てはまるか

当てはまる学位として、

・Master of Arts (MA)
・Master of Science (MS/MSc)
・Postgraduate Certificate (PGCert)
・Postgraduate Diploma (PGDip)

などが挙げられます。

それぞれの学位については後に説明します。

(イ)研究中心の修士号(Research Master’s Degrees / GPR)
(i)課程の進め方について

研究中心の修士課程は、時間で区切られた教育を受けることよりも、特定の分野で自分自身の研究プロジェクトを進めることが求められます。

通常、授業中心の修士課程よりも修了するのに時間が多くかかることがあります。

(ii)どういった学位が当てはまるのか

当てはまる学位として、

・Master of Research (MRes)
・Master of Letters (MLitt)
・Maseter of Philosophy (MPhil / Master by Research)

が挙げられます。

(2)特定の職業分野に特化しているかどうか

次に、「特定の職業分野に焦点を置いているかどうか」という分類方法です。

「マーケティングの分野で仕事をしたい」
「教育学を専門として将来は教育に携わりたい」

といった具体的な目的に添って修士号が分類されています。

修士号の例を挙げると、

・Master of Business Administration (MBA)
・Master of Library Science (MLS)
・Master of Public Administration (MPA)
・Master of Public Health (MPH)
・Master of Social Work (MSW)
・Master of Laws (LLM)

など、挙げればきりがありません。

(3)履修の内容・進め方はどのようなものなのか

3つ目の分類方法として、「履修の内容・進め方」に注目していきます。

こちらは「(1)授業中心か研究中心か」という分類方法をより細かくしたものになります。

(ア)Master of Arts (MA)

こちらは学芸や社会科学に所属する学問を修了した際に与えられる学位です。

学問の例を挙げると、

・コミュニケーション
・教育
・言語学
・外国語
・文学
・地理学
・歴史学
・音楽

など、日本で言えばいわゆる文系学問になりますね。

一般的には修了した学問の名前も添えて、

MA in Communication
MA in Education

など「MA in 〇〇」という形で表現されることが多いです。

(イ)Master of Science (MS / MSc)

この学位は自然科学や一部の社会科学に所属する学問を終了した際に与えられる学位です。

学問の例として、

・生物学
・化学
・工学/エンジニアリング
・統計学
・健康

などの理系学問になります。

ただ、大学や国によっては経済学もMSとして分類されることがあるようです。

そして、こちらもMAと同様に

MS in Biology
MS in Chemistry

という表記をされることが多いです。

(ウ)Master of Research (MRes)

この学位は研究者になるための教育を修了した際に与えられる学位です。

MAやMSと比べ、研究が中心のプログラムになりますが授業が全くないわけではありません。

また、MAやMSが修士論文をたった一つ出して修了する一方で、MResは複数の研究プロジェクトに参加することやMA・MSよりも長い文章の修士論文を書かなければなりません。

ただ、MResを取ることは、博士号を取るときや研究職としてのキャリアを進めたいときに有利に働くというメリットもあります。

博士号まで進みたい方はMAやMSではなくMResを取ったほうが良いかもしれません。

(エ)Master of Philosophy (MPhil)

Master of Philosophyというくらいなので、「哲学修士」と勘違いされる方もいるかもしれませんが、哲学とは全く関係ありません。

別名Master by Researchとも言います。

Master of Research (MRes)と混同しやすいですが、「of」と「by」という微妙な違いがあります。

MResは先程も触れたように少しではありますが授業がある一方で、MPhilでは全く授業がありません。

研究することが全てという純粋な研究の学位となります。

ですので、多くの生徒は博士号まで取ることを考えて、この学位を取得することを目的としています。

(4)入学時の条件はどのようなものか

最後の分類方法は、「入学時の条件」に着目したものです。

大きく分けて5つあります。

(ア)Postgraduate master’s degrees

こちらは学士号を持っている方であれば基本的には誰でも入学できる修士号になります。

学位の例として

・MA
・MS
・MLA
・MSW

などが挙げられます。

(イ)Business or Management master’s degrees

こちらは職務経験や特定の学部レベルの教育を受けた学生・社会人を対象とする、主にビジネス系の学問を終了した時の修士号です。

MBAはここに当てはまります。

MBAの場合は3年程度の職務経験を求められることが多いですね。

また、「MS in Management」という形でMSでもビジネス系の学問を学べる修士課程がありますが、その場合はビジネス系の学部出身であることが多いようです。

(ウ)Excecutive master’s degrees (EMBA, EMS)

こちらは社会人としての経験が長い人が対象の修士号です。

MBAの場合は、10年以上の職務経験を持っている30代後半以降の方が対象となるようです。

(エ)Postgraduate research master’s degrees (Master by Research, MPhil)

こちらは研究に関して優れた才能を持っている学士号取得者や研究論文を複数出している学生・社会人対象の修士課程です。

(オ)Integrated master’s degrees (MEng, MMath, MSci, etc.)

こちらは学士の過程と直結している修士課程です。

理系の学問の修士課程に多いです。

まとめ

今回の記事では、修士課程の4つの分類方法について整理しました。

分類方法に終始してしまいましたが、それぞれの学位についての説明はかなり簡略化したため、要望があればそれぞれの学位についての説明をしようと思います。

では、これにて。

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