英語基礎

| Updated:2019.02.13

「SV that S’V’」と「SVOC」の違いって何?

まずは、以下の例文を見てみましょう。

  1. I find that one of my classes at my university is absolutely boring.
  2. I find one of my classes at my university absolutely boring.

(I.)の例文は「SV that S’V’」の形ですね。

一方、(II.)の例文は五文型でいえば「SVOC」に当てはまる文でしょう。

高校までの教育の中で、この2つの例文は言い換えが出来るものとして教えられてきました。

しかし、ふと思ってしまった人もいるでしょう。

「じゃあ、どっちか1つに統一してくれよ。」

本当にその通りです。

参考書を読んでも先生の授業を聞いても、この違いについて明確に分かることはほとんどないでしょう。

参考書の著者も先生もこの違いについてはほとんど分かっていないからです。

しかし、実際にはこの2つの例文には大きな違いがあります。

今回は「SV that S’V’」と「SVOC」の違いについて解説します。

「SV that S’V’」は間接的根拠、「SVOC」は直接的根拠

まずは2つの構文の違いについて、次のことを確認しましょう。

「SV that S’V’」間接的根拠に基づく考え・判断
「SVOC」直接的根拠に基づく考え・判断

間接的or直接的を決定づけるのは「that」の有無です。

この違いは「動詞の影響を受ける内容が動詞からどの程度距離があるか」で生じます。

「SVOC」では、Vの影響を受ける箇所はOCですが、VとOCとの距離はゼロです。

なので、VとOCの関係は直接的であると考えられます。

一方「SV that S’V’」では、Vの影響を受ける箇所はS’V’ですが、thatが間にあることで一語分の距離があります。

この距離感がVとS’V’の関係が間接的であることを示唆します。

この「文法上の距離感」というのは、実は他の場面でも当てはまることでしたね。

以下の記事でその辺を解説しています。

さて、本題に戻ります。

「SV that S’V’」と「SVOC」の違いについて、以下の例文を通して理解を深めましょう。

  1. Shin-chan finds that Masao-kun is unexpectedly courageous.

  2. Shin-chan finds Masao-kun unexpectedly courageous.

(I.)の例文では、「マサオくんが意外にも勇気があるやつだ」ということが間接的な根拠に基づいて判断されていることを示唆しています。

この「間接的」とは、しんちゃんが友人から聞いた話や噂を根拠にしていることを意味します。

ですので、(I.)の例文は、しんちゃんがまだマサオくんとまだ知り合いでもない時に、友人であったネネちゃんやボーちゃんから「マサオくんは意外といいやつで勇気があるやつなんだ」と聞いて、「ああ、なるほど。話に聞く限りでは、マサオくんは意外といいやつなんだ」と判断する場面にふさわしい表現と言えるでしょう。

(II.)の例文では、「マサオくんが意外にも勇気があるやつだ」ということが直接的な根拠に基づいて判断されていることを示唆しています。

ここで言う「直接的」とは、しんちゃんの直接的体験、具体的には、しんちゃんがマサオくんと実際に話したり行動を共にしたりした結果、彼の勇気を感じる場面があったことを意味します。

(I.)と(II.)の例文には、以上のような違いがあります。

文法的には些細な違いでしかありませんが、意味上の違い・ニュアンスとしては大きな違いがあることが理解できたのではないでしょうか。

最後にもう一つ深掘りしてみましょう。

先程、2つの例文をご紹介しましたが、もう1つ例文を追加します。

  1. Shin-chan finds that Masao-kun is unexpectedly courageous.

  2. Shin-chan finds Masao-kun to be unexpectedly courageous.

  3. Shin-chan finds Masao-kun unexpectedly courageous.

真ん中の例文が新たに追加したものです。

(II.)の例文は、(III.)の例文における「to be」の部分が省略される前の形ですね。

「to be」の有無という些細な違いではありますが、(II.)の例文はどのような意味合いを示唆しているのでしょうか?

(II.)の例文は(I.)と(III.)の中間の意味合いを示唆する表現です。

つまり、直接的根拠と間接的根拠のどちらにも基づくようであれば、(II.)の表現がふさわしいと言えるでしょう。

あるいは、直接的根拠と間接的根拠の区別がイマイチよくわからない時には、(II.)の表現が無難とも言えますね。

まとめ

では、おさらいです。

「SV that S’V’」間接的根拠に基づいて判断していることを示唆する。
話し手が対象とは直接交流しておらず、あくまで噂や友人からの話を根拠にしていることを含意する。

「SVOC」直接的根拠に基づいて判断していることを示唆する。
話し手が対象と直接交流しており、その直接的体験を含意する。

学校や塾では、入試に関わることはないとして、ここまで深堀することはほとんどありません。

しかし、英語を学んだ人にとってみれば、いつまでも解決されないモヤモヤした箇所だったのではないでしょうか。

私も中学生・高校生の頃は、今回取り上げた違いを気にはなっていましたが、解決することなくモヤモヤしていました。

なので、今回この記事を書くに至ったわけですが、よく勉強してみると、示唆している内容に大きな違いがあることがわかりましたね。

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